static変数

Rustでは、staticキーワードを使用して静的変数を宣言します。静的変数はプログラムのライフタイム全体で存在し、グローバルにアクセス可能です。static変数は、特定の値を一度だけ初期化し、その後は変更せずに使用する場合に便利です。

static変数の宣言

static変数を宣言するには、staticキーワードを使用し、型を明示的に指定する必要があります。以下は基本的なstatic変数の宣言例です。

#![allow(unused)]
fn main() {
static GREETING: &str = "Hello, world!";
}

この例では、GREETINGという名前の静的変数が宣言され、値は文字列リテラル"Hello, world!"に設定されています。型は&str(文字列スライス)です。

static変数の使用例

静的変数はプログラム全体で使用することができます。以下は、静的変数を使用してメッセージを表示する例です。

static GREETING: &str = "Hello, world!";

fn main() {
    println!("{}", GREETING);
}

この例では、main関数外で宣言した静的変数GREETINGを関数内で使用してメッセージを表示しています