可変な変数

Rustでは、変数はデフォルトで不変(immutable)ですが、mutキーワードを使用することで可変(mutable)にすることができます。可変な変数を使用することで、変数の値を後から変更することが可能になります。

可変な変数の宣言

可変な変数を宣言するには、letキーワードの後にmutキーワードを追加します。

fn main() {
    let mut x = 5;
    println!("The value of x is: {}", x);
    x = 6; // 問題なく再代入できます
    println!("The value of x is: {}", x);
}

このコードでは、変数xは最初に値5を持ち、その後に値6に変更されます。

可変な変数の注意点

  • スコープ:可変な変数は宣言されたスコープ内でのみ有効です。
  • 競合状態:マルチスレッド環境では、可変な変数の使用により競合状態が発生する可能性があります。そのため、適切な同期機構を使用する必要があります。